俳優の奥深い表現力
俳優の奥深い表現力
俳優は誰か他人の人生を演じるプロです。芝居の畑で育っていない役者などはあまり胸を打つ演技ができないこともしばしばですが、若くしてとてつもない演技力を見せる者もいますし、長年かけて築き上げた表現力で見ている者を圧倒する役者もいます。
芝居が上手だと見ている人に考えさせる役者もいれば、それすら感じさせない自然な演技で観衆を引き込むタイプも存在しています。
役に対する取り組み方は人それぞれで、アプローチの仕方も様々です。演じる対象が生まれ育った場所に赴いて体でいろいろなことを感じる人もいますし、過去の作品や書籍などをつぶさに見て人物像を作り上げる人もいます。ドラマや映画で活躍している一線級の俳優は皆、独自の入り込み方・手段を持っています。
そんな人が実際に存在するとしか考えられないようなお芝居は、感心を通り越して感動を覚えるほどです。優れた表現力を持っている俳優ほど、もっと良い芝居ができるのではないかと常に考え、役に対して貪欲です。
答えを見つけるための過程も含めて、楽しませるのが優れた俳優と言えます。
俳優として活躍するには他を圧倒するほどのオーラがなければならない
実力派俳優と呼ばれる人達の多くは自然とオーラを備えており、これはどんなに修行をしても身に付けられるものではないものです。
側に近づくだけで圧倒されるほどの存在感がありその迫力に押し潰される感覚を覚えることがありますが、それだけの力がないと芸能界で活躍するのは難しいです。
TVに出演したり舞台を熟す中で自然とオーラが身に付くこともあるので生まれつきものであると断定することはできませんが、それでも俳優として活動出来るほどの実力がある程度備わっていないとなかなか起用してもらえないです。
中には努力を重ねて何十年もの長い間下積み生活を送り芽が開き大活躍する人もいますが、それは力を付けることにより存在感を発揮することができるようになると言うことです。
役者を目指している人はこの点をよく考えて行動する必要があり単に演技力を付けるだけではなく存在感を示すことが求められるので、この点を考慮して修行に励む必要があります。